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 ただいま明け方の4時半過ぎ。

すこーしずつ空の色が変化していく。
光と大気の織りなす奇跡の

こんなに繊細で、図太くて、優しくて、深遠で・・・。

どんな表現にも当てはまらない。

自然は偉大なる先生だ。



さてそろそろ寝るか。
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 古池や 蛙飛び込む 水の音


誰でも知ってる芭蕉の句ですね。

なんて事の無い日常の一こまを切り取ることで
読んだ人の心の状態によって
その景色に投影する様々な感情が生まれる。

作者と読者の共同作業によって世界を創っていく
と言ってもいいかも知れません。

日常にある、どの一こまを切り取るのか。

その感性にこそ、作者の独創性やら人間性やら民族性が
一番色濃く出るのだと思います。

俳句クラブに所属しているという欧米人の句を一つ紹介。

「鎌倉に 鳩がたくさん おりました」


・・・それがどしたいっ!?



つまり俳句、という芸術表現の裏には
日本人が長い時間をかけて培ってきた下地がある訳で、

その表層的な表現方法のみを踏襲してもおかしなことになる。

翻って絵画。

絵を描く、ということ自体は太古からの表現ですが、
絵の具も筆もキャンバスも、西洋から入ってきた道具です。

その道具たちを用いた表現方法を、
日本人としての心に照らして
自分たち独自のモノに昇華させていった
戦前・戦後の画家たちの苦労を思うと、今更ながら心震えます。

何を切り取り、それをどう見せるか。

そこから何を見出して、どう感じるのか。

芸術家と鑑賞者は
本質的には同じことをしているのかも知れません。

大好きな冬を
より一層楽しむためのアイテムを購入した。
 

一人用土鍋!!

最初に使う前に、
お米のとぎ汁でひと煮立ちさせてから乾燥させると
とぎ汁の粘性が土鍋の穴に目詰まりして
水漏れ、汚れ、におい等の防止になるらしい。

なんでもそうだけど
ひと手間かけることで愛情も倍増しますよね。

ふたには可愛らしい野菜とフグの絵柄が。
ちょっとした一筆で雰囲気も楽しくなる。

湯豆腐、チゲ鍋、雑炊に煮込みうどん。

身も心もあたたまるメニューが今から楽しみです♪

200810182315000.jpg

 私も部屋に好きな画家の作品を何点か飾っていますが、

印刷物のものと原画と、両方あります。

日常生活の中ではその違いについてそこまで深く意識しないのですが
原画を見る機会を持ったとき、二つのあまりの違いに愕然とするのです。

「本当はこんな筆の動きだったんだ・・・」

そう、それは画面の動き、スピード、手触り。
画家の本心からの色の濃淡、奥行き、躍動感。

難しい事は言いたくありません。
とにかく見れば一目瞭然。
印刷物になると、どうしてもすっ飛んでしまう何かがあるのです。

例えて言うならライブとCDの違い。

CDでは感じる事の出来ない、
歌い手の息遣いや足踏みをする音、呼吸、

弦の擦れる音、空気の震え、演者の目の輝き。

それがライブだと文字通り生で伝わってきますよね。

原画にはそんな 生のパワー が脈々と波打っているのです。


もちろんCDの良さ、印刷物ならではの手軽さを否定するものではありません。

だけど好きになった作家の作品だからこそ、原画を持っていたい。

好きな歌手だったら、その生歌を聴きたくなるのと同じように♪


印刷の絵を前にしてそんな事を思う夜です(泣)

 オレンジ(黄)と黒というのは、
確かに目立つ色の組み合わせで 
道路標識などにも使われていますが、 
昆虫の世界でも多く見受けられます。 

代表的なのはスズメバチ。 
遠目から見てもすぐに分かるその風体は警戒色と呼ばれ、 
保護色が周りと溶け込む事で敵の目を欺こうとするのに対して、 
目立つ事でその身を守るというものです。 

刺すぞー、刺すぞー、近寄るんじゃねー!!
とサインを出している訳です。

不良のリーゼントみたいなもんですね。

なかにはちゃっかり者がいて 
自分には針も毒もないのに、 
スズメバチの風体だけを真似ることで 
身を守ろうとする輩もいます。 

甲虫ではトラフカミキリ、 
蛾の仲間ではブドウスカシバやコシアカスカシバ、 
アブの仲間でも、スズキナガハナアブなどがそれに当たります。 

虎の威を借る狐って感じですかね。 

不良社会でそれをやっちゃいけません(笑)
スースとネルネル

最近、すごい絵本に出会った。

荒井良二さんの「スースーとネルネル」。

有名な方らしいのだが、僕は初めて手に取りました。

ストーリーの自由さもさることながら
想像力をかき立てる絵がまた素晴らしい。

文章と絵が絶妙に絡み合う世界に魅了されました。

作為的なところが全くなく、
人の持つ素直な感覚にまっすぐ訴えかけてきます。


スースーとネルネルが夢の世界へ飛び込むシーン

スースとネルネルの中身

荒井さんの他の作品も実に良かった。
おすすめです!
どんなことでも
本番の時間は短い。

膨大な時間と熱量をかけて準備をしてきたトライアル・ショップも
終わってみれば本当に一瞬のことでした。

それでも少しでも来ていただく方に喜んでもらいたい、
僕らを信じて作品を託してくれた作家さん達の思いに応えたい、

そんなシンプルな気持ちがスタッフの身体を支えていました。


準備の様子を少し紹介しますね。



作品を扱うときは本当に緊張します。

自分達の手で運搬するときなどは
「まるで少しの衝撃で爆発する爆弾を運んでいるようだ!」なんて
スタッフ同士で言い合ってました。

どの位置や順番で展示すれば、それぞれの作品が引き立て合い
リズムが出て、より魅力的に見えるか。

額の制作と並んで、展示方法はエムゾの肝です。



お客様にとにかく一度、肉筆画をお部屋までお持ち帰り頂けるよう
ひたすらトライ&エラーを繰り返す。

目に見えない準備が、必ず来てくださる人の心に届くはず!

そう信じて準備を進めました。

つづく
子供に書くものと紙を渡すと、
喜んで何かを書き始める。

砂場でも子供は一心不乱になにやら描いています。


絵を描く、絵を観るということが

難しいとか、
高尚だとか、
分からないとか、

そんなものであるはずがないのです。


ご飯は美味しいかどうかがまずは大切ですね。
絵も同じです。


今回のトライアルショップで販売する絵の額装をスタッフみんなで
あーでもない、こーでもないと考える。

ピタッとはまった瞬間、「お~、いいねぇ!自分が欲しい!!」と
いっせいに声が上がるのです。

こういうの、理屈じゃありませんよね。

理屈じゃない楽しさをどう伝えていけば良いか。

何を見ても、何を聞いても、
毎日が勉強です!!

Kozo
集まってきた作品をどう見せるか。魅せるか。

作品自体は同じでも、
額やマットの色・形・サイズなどを工夫することで
見え方が大きく変わってきます。

素晴らしい作品を作るのはアーティストの役目。
その作品を確実に人々の生活に届けていくのが
M'zoの役割です。

キッチンにかかった一枚の絵が
一生の記憶になることがあります。

額はもとより
料金ラベルのデザイン一つ
エムゾのシステム説明についてのパンフレット一つ

心込めて準備しています。

どうぞお楽しみに!!

Kozo
電車


広告もいい。
もちろん必要です。

だけどそれだけじゃなく、
街の中に少しでも美が漂う機会があってもいいと思うのです。

ここに地元のアーティストの大きな絵が
半年ごとに飾られていたら・・・想像するだけで楽しくなる。

楽しくなることは、いいことだよな。

たとえばメセナとか言って、
市井の人達がほとんど行かないような美術館を
大枚はたいて建てるよりも、

もっと日常に、もっと身近に、
創る喜びを伝えていくべきだと思うのです。

人が人に向けて心を込めて作った作品は
間違いなく街ゆく人々の心持ちを変えていきます。

まぁまずは一歩ずつ!

Kozo
ようこそ!
プロフィール
HN:
~ 絵は旅をする ~                  M'zo(エムゾ)
性別:
非公開
自己紹介:

音楽の様に当たり前に耳に届き、 
使い慣れた器の様に生活に溶け込み、
恋愛映画の様に感動を分かち合える。

絵画だって、もっと気軽に楽しめるものであっていいはずです。

「エムゾ」は
有名・無名にかかわらず
良いモノは良いという信念のもと、絵画を広く気軽に楽しんでもらえるよう皆様と共に歩いていくお店です。

ここでは、エムゾスタッフの活動報告をアップしていきます!
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