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週末、所用で行った横浜そごうの
6Fにある画廊で「近代洋画秀作展」と銘打った
企画展が開催されていました。

藤田嗣治、梅原龍三郎、児玉幸雄、森田茂ら
日本絵画界を代表する面々の作品をはじめ
40作品くらい(?)が壁にかかっていて、
見ごたえがありました。

先日他界された平山郁夫さんもそうですが、
今やこの世を去ってしまった作家さんたち。
もはや新たな作品を生み出すことはできません。
10年後、30年後、100年後、
いったいどれだけの作家(作品)が
いわゆる「歴史に名を刻む名画」となるのか?

僕が見ることのできる未来はせいぜい50年後ですが(涙)、
もしかしたら、今自分の目の前にある作品は、
300年後にはルーブルに展示されているのかもしれない!?

なーんて、無粋な話でもあるけれど、
壮大なロマンを感じて、
なんだかワクワクしてきました。

同じように、
僕が今自分の部屋で楽しんでいる作品が、
自分の子供、孫、曾孫、10世代後...と受け継がれる。
そして、僕がその絵からもらっている心の豊かさを
彼らも感じながら日々を過ごしてくれたなら、
こんなに嬉しい事はありません!

絵を楽しむことの奥深さに、
あらためて感動しました!

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昨年、満を持して日本に上陸したファッションブランド、
アバクロンビー&フィッチ。

その第1歩として彼らが選んだ地は、銀座中央通り。
これまでエムゾが4回にわたり、
トライアルショップを開催させて頂いている
月光荘さんの近く。

先日、遅ればせながら初めてお店をのぞいてきたのですが、
商品よりも、そのお店作りに耳目を奪われました。
好みは人それぞれとしても、
コンセプト、狙いが、明確に伝わってきました。

なかでも一番圧倒されたのは、壁面に描かれた絵。
全11フロアある店舗の、各フロアをつなぐ
階段部分が吹き抜けになっていて、
その壁一面に描かれています。

誰が描いたのか、
どんなストーリーがあるのか、
はわかりませんが、
印刷ではなく、絵具(何らかの塗料)がのっています。
まぁ、この世の中、
コンピューターで描けちゃったりするのかもしれませんが(汗)

いずれにせよ、高さは恐らく50m程度、
圧巻の大作でした。
(残念ながら全体を一望はできません。。。)
皆さんも、次回のエムゾトライアルショップに
お越しの際にでも、ぜひ!
幼い頃にしょっちゅう遊びに行っていた
東京は下町にある母方の祖母の家。

「お祭りで神輿も出るし、山車も出るから
子供連れておいでよ」
と誘われ、久しぶりに訪れました。

a0a945cc.jpeg


















「粋」を堪能した後、しばし散歩に。
街のたたずまいは随分と変ったものの、
驚いたのは、商店街の店並にほとんど変化が無かったこと。
祖母のところに行くたびに通った
おもちゃ屋さん、甘味処、
みんないまだに商売を続けてました。
店舗もそのままで。

僕の頭の中に残っていた風景という名の「絵」は、
何十年経った今でも、あのときのままでした。
ただ懐かしいだけではなく、安堵感を覚えました。

「絵」というものは、
こんな風に誰かの心に残り続けるんですよね。

WBC(ワールドベースボールクラシック)、
我らが日本、連覇しちゃいましたね~!
個人的には色々と難癖を付けたくなるモノでしたが、
なにはともあれ、元気の無い今の日本に
明るいニュースをもたらしてくれた事は間違いなく、
本当によく頑張ってくれました!

そんなWBC、
あらためて1つ実感した事があります。

それは、イチロー選手がイチロー選手たるゆえん。

予選から、珍しいくらいの不調で
マスコミ、ファンからさんざん叩かれ、
(それでも使い続けた原監督も叩かれ)
物語の最後に臨んだクライマックスの打席。

ここで、勝敗を決める見事な1打。
僕は運命論者ではありませんが、
やはり、スターはスターとなるべき星のモトに
生まれてるという事を認めざるを得ないような
そんな幕切れでした。

でも、それも全て「日ごろの積み重ね」の賜物なんですよね。
そして、そこに幾ばくかの「運」が加わる。

技術の向上、肉体・精神の強さ、モチベーションの高揚、
あらゆる面で人並み以上の鍛錬を
これまで日々続けてきたからこそ、
スターとなる「チャンス」を見事に掴み取ることができる。
だからこそ、あんな演出を
当たり前のように実現できてしまうわけです。

「継続は力なり」
「人事を尽くして天命を待つ」
そんな事を恥ずかしながら改めて教わる、
そんな1場面でした。

さてさて、エムゾは
「日常で絵を楽しむ」という世の中に向けて
旗振りとなるべき星のモトに生まれているのか?
(スターになる必要なんてありません。)
答えが出るのは、そんな世の中が
本当に実現された時です。

ただ、今でも言い切れることが1つだけ。
エムゾは来るべき「その時」に向け、
今後も日頃の鍛錬を怠ることなく、
一歩一歩を歩んでいきます!
 

トライアルまでいよいよカウントダウンです。
作品もずいぶんと我々の手元に届き、
現在額装の準備に勤しんでいます。

20種類を超えるラインアップから
作品のイメージに合わせた額を選び、
アクセントとなるマットを選ぶ。
その組み合わせは、???種類。
でも、展示できるのは、
泣いても笑っても、その中から1つ。

この、ベストチョイスを探し当てるために、
頭から湯気が出るくらい悩んでます。

でも、これがこのうえなく楽しいのです。
驚きや発見があるのはもちろん、
「こんな額があれば・・・」
「こんなマットがあれば・・・」
と、次から次にアイデアも湧いてきます。
そんな風に、作品1点1点を、
スタッフ一同じっくり楽しませて頂いています!

エムゾが掲げる「トータルコーディネート」というコンセプト。
額装をアレンジする喜びを人々に伝えていくためには、
まず、それが楽しいモノであるという事を
感じてもらわなくてはなりません。

そして、伝えたい側が
誰よりもそれを楽しいと思えなくては、
どんなに頑張っても伝わりませんよね。

そういう意味では、自身アリ!です。

アートという言葉を目にしたり耳にしたりすることが
なんだか減ってきたような気がします。

去年は、いわゆる情報誌や総合誌のほとんどが、
こぞって「アート」をテーマに記事を掲載していましたが、
一気におとなしくなってしまったような・・・
これも不景気の影響なのでしょうか・・・
せっかく盛り上がってたのに、寂しい話です。

気持ちが重たいときだからこそ、
アートが持つ素晴らしさを訴えるべきなのに。

「不景気になると影を潜める」
これすなわち、
「アートはお金」というイメージを、
あらためて人々に印象付けてしまう。

ビジネスとしてアートに携わることは
間違っていないと思いますが、
それならそれで割り切ってやってもらいたい。
あたかも「アートの啓蒙」などとうそぶくのは、
どうか、やめてほしいものです。

現在、エムゾで取り扱う額装の
ラインアップをこれまで以上に幅広く検討しています。

その過程で、スタッフのみんなと
様々な額装についてディスカッションをしていきます。
1人が、ある額について
好き嫌い、良い悪いを感じたとき、
それが「なぜなのか」を説明する必要があります。

当然、「なんとなく」では、他の人には伝わらないわけで、
言葉にする必要があります。

絵については、エムゾの作品にかかわらず、
いつもみんなで意見交換をしています。
そのおかげか、自分がその作品に感じることを
理屈で説明することは、難しくはありません。
もちろん、「理由なんてわからない。とにかく好き」
というものもありますが。

ところが、額について、
「なぜこの作品に、この額は合わないのか?」
を、言葉で伝えることって、
作品に合った額装を選ぶことよりも、
難しかったりするんです。

でも、感覚で理解していたものを、
あらためて自分で言葉にして、
ましてや人に伝えるのって、
すごく面白いですね!
先週末、横浜美術館で開催中の
セザンヌ展に行ってきました。
http://www.ntv.co.jp/cezanne/


セザンヌは、個人的には
特段愛好する作家と言うわけではないのですが、
影響を受けたと言われるピカソやモディリアーニなど、
沢山の作家達の作品が展示されていて、
そんなに多くの作家の原画を一挙に見られるというのは、
やはり魅力的。
絵具の厚み、筆の走り、見てるとワクワクします。
人ごみに押されながらでも行った価値はありました。

一番印象に残ったのは、セザンヌでもピカソでもなく、
佐伯祐三による自画像。
写実な自画像という控えめな作品の中にも
彼独特の力強さがありました。
そして、彼もセザンヌの影響を受けたそうで、
確かにその要素は垣間見えました。

全てを見終わって抱いたセザンヌへの私なりのイメージは、
美術界に与えた影響の大きさという実績から、
傑出する才能に裏打ちされているのでしょうが、
個人的には「いい絵だなぁ」と思いはしますが、
「興奮」や「衝撃」は覚えませんでした。

ちなみに、併設で開催されていた
「片岡球子展」、とてもよいものでした。
色使いが、個人的には大好きな作家です。

週末で、さらに会期終了目前とあって、
あまりの人の多さに辟易しちゃいましたが、
間違いなく、見ごたえはあります。
皆さんも、よろしければぜひ!
(今週末で終わってしまいますが・・・)

昨日、とあるギャラリーにて開催されている
グループ展のオープニングパーティーに顔を出してまいりました。

一つのテーマのもとに、
沢山の作家さんが創作した作品が壁一面に並び、
企画そのものの面白みもあって、
とても楽しめる展示会でした。

グループ展に行くと、様々な作品が一同に並んでいます。
作風自体の色とりどりな面白さもさることながら、
その技法の多さに、いつも眼を見張ります。
 
水彩、油彩はもちろん、
鉛筆画があり、貼り絵があり、
版画があり、デジタル出力があり、
その種類たるや、作家さんの数と
同じだけあると言っても過言ではないくらい、
皆さん独自の技法で作品を創作されています。

一般的には、「絵」というと水彩や油彩が
頭に浮かぶと思います。
そして、1枚の作品を好きになる大きな理由は
技法ではなく、表現そのものにある。
だとすれば、みんな、特には技法というものを
気にしないのかもしれません。
 
でも、もしかするとそれは
沢山の技法があるということを知らないから、
あえて意識できないのかもしれません。

こんなに沢山の「技法」と言う名の
面白い表現方法があること、
多くの人に知ってもらいたいですね。

エムゾでは、
そんな「技法」についても幅広く、
人々に広めていきたいと考えています!
皆さん、明けましておめでとうございます!

「迎・正月!」感が
年々薄れていく世の中に寂しさを覚えつつ、
あっという間に休みが終わってしまいました。

澄み切った青空に昇る
目を覆うほど眩しく鮮やかな
オレンジ色の初日の出に感動しました。

1年に365回、日は昇ります。
ところがなぜか、
「初日の出」という心持ちで眺めると、
なぜか一際美しく思える。
昇っているのは同じ太陽なのに。

心持ちだけでなく、
空の青さや空気の冷たさ、
周りの静けさやそれを眺める場所。
様々な条件の変化によって、
同じものが違って見える。

これは、モノの見え方というのは、
人の「感じ方」だからなんですよね。
目の前を流れる川の水と同じ、
その一瞬の「感じ方」に
「全く同じ」というのはあり得ない。

絵を見たときに人々が感じるもの、
これも同様です。
作品を飾る額装や空間などが変われば
同じ作品も違って見える。

ただし、
作品の見せ方を変える事はできたとしても、
作品を見る人の「心持ち」だけは、
どうにも出来ません。

しかし、たとえそうであっても、
エムゾは足を運んでくれる人々に
少なくとも「絵を見ることは楽しい!」と、
そんな心持ちになってもらえるお店を目指します!

そんな事を考えながら、
1月1日、東京湾に昇る朝日を眺めていました。

2009年、
皆様にとって、エムゾにとって、
実りの多い年となりますように!


2008年も、あと1日となりました。

先日、とあるテレビ番組で
「今年の色」というお題で
一般の人にアンケートをとっていました。

昨今、あまりに暗い話題ばかりが
世の中を席巻しているせいでしょうか、
黄や赤など、ビビッドな力強い色を
選んだ人が多いように思えました。

私個人的には、濃い緑色、です。
2008年は、とても穏やかな年だったように思います。
個別には、エムゾのトライアルショップをはじめとして、
エキサイティングな出来事や、荒波もありましたが、
トータルでは、落ち着いて歩みを進められた
1年だったように思います。

一方で、あまりに早い時間の流れに、
焦りを覚えたりもしているので、
この点は「赤や黄のフラッシュ」という感じでしょうか。

来年2月のトライアルに向け、
エムゾは、2009年スタートから飛ばしていきます。
そして、活動の歩みを弱めることなく、
駆け抜けていきます。
どうぞ、ご支援のほどよろしくお願い致します!

本年もまことにありがとうございました!

先日、久しぶりに会った友人と食事をしながら、
互いに近況を報告しあう。

「絵を売るお店をつくる!」

と、言うやいなや、
「大丈夫か?」とでも言いたげに、
なんとも怪訝そうな表情を浮かべる。
かまわずゼロからエムゾを説明。

10分後には、
「そりゃぁその通りだ!
やるしかないな!」
と、うなずく彼。

「正直、一瞬、うさんくさいとこに
手を出す気なのかと思った。
なんせ、絵画ってのは…」
あとは皆さんのご想像通り。

僕の人間性を熟知しているこの男でさえ、
一瞬とは言え、そんな事が頭をよぎる。
悲しいかな、これが絵というものに対する
世の中の目線なんだろうなぁ。


一方、先日お話しをさせていただいた
ギャラリーのオーナーさん。

「そうなんだよねぇ。
わかってるんだけど、
変わってくれることを願ってるんだけど、
難しいんだよね…。
僕らも、もっと人々が気軽に絵に触れてくれるように
頑張ってるつもりなんだけど…」
と、現状を嘆く。


エムゾの活動において、
作家さんやオーナーさんと話す機会を重ねるほどに、
友人や知人と話すほどに、
絵を見せる側の思いと、見る側の目線が、
ズレてしまっていることを 痛感していく。

このズレ、
一刻も早く埋めたい!
とあるコーヒーチェーンの壁面。

2008112515220000.jpg










最近、スターBさんしかり、Dトールさんしかり、
コーヒーチェーン店の壁面には
多くの絵が掛けられています。

もちろん、エムゾがこだわる「原画」ではなく
カラーコピーが主流ですが、
いずれにせよ壁面に意識が働いているようで、
とてもうれしいことです。
ちなみに微妙なのは、お客さんがどれほどそこに
反応しているのかってことですが。


もとい、冒頭の写真。
広い壁面全体に絵が掛けられていました。
原画かどうかは微妙でしたが、魅力的な作品もあり
人を待つ間、飽きることなく時間を過ごすことができました。

ただ、残念だったのは、その飾り方です。
お行儀が良過ぎるとでも言いましょうか、
似たような大きさの作品達が、あまりにも整然と、
額装も皆一律同じで、並べられているんです。

まるで、作品達が壁に埋もれて、
壁と同化してしまっているようでした。

もちろん、チェーンのコーヒーショップですから、
全国の店舗で統一の雰囲気作りを前提とするため、
店舗ごとにそこまで細部にこだわることも出来ません。
仕方がないのは当然です。

それは分かってはいるものの、
なんだか、壁面に絵を掛ける感覚が、

「空いた壁を絵で 埋める

というものであるような気がしてなりません。


「空いた壁を絵で 飾る

そんな感覚が当たり前になるように!
と、強く願った次第です。

いよいよで溢れかえるシーズンがやって来た。

そう、クリスマス

街を歩いていると、
いやでもその到来を思い知らされる。
もちろん、イヤなわけではないですが。

毎年、イルミネーションの絢爛さを競い合う場所はいくつもあるが、
そのうちの1つ、銀座4丁目ミキモトのクリスマスツリーも
早々と人だかりができている。

P1000029.jpg











とは言え、まだ11月中旬。
昼間なら長袖1枚で歩けるこの気候もあってか、
個人的にはいくらなんでも早過ぎると思うのですが、
この手のイベントの仕掛けは、年々早まっている気がする。


ところで、ふと思ったことがある。

クリスマスに絵を贈るってのは、センスあるプレゼント
(当たり前になって欲しいのですが、今はまだ…)
だけど、ある意味、普通の発想。

そこで、絵をクリスマスカードにする!
ポストカードサイズに限らず、
例えばF3号くらいの大きさの原画に
メッセージを書き込んで、贈る。
絵の裏にでもいいし、
思い切って画面に書いてしまうというのも、アリだ。

「作家さんとのコラボレーション作品」

として、
カードを贈る側の人にとっては、
贈ることが楽しくてたまらなくなる。

受け取る人も、
もちろんサプライズ的な喜びもあるだろうが、
なにより、贈ることを心底楽しんでる人からもらうモノなら
それほど嬉しいものはない。


もちろん、作家さんの心中は色々あると思うが、
今や、洋服だってなんだって、
自分なりの一塩を加えるのは、決してめずらしくない。

言わば、それこそが

日常の中で楽しむ

ということの1つの形であり、
人々の絵に対する距離感がそれくらい縮まったら、
世の中は絵で溢れかえるんでしょうねぇ。



ようこそ!
プロフィール
HN:
~ 絵は旅をする ~                  M'zo(エムゾ)
性別:
非公開
自己紹介:

音楽の様に当たり前に耳に届き、 
使い慣れた器の様に生活に溶け込み、
恋愛映画の様に感動を分かち合える。

絵画だって、もっと気軽に楽しめるものであっていいはずです。

「エムゾ」は
有名・無名にかかわらず
良いモノは良いという信念のもと、絵画を広く気軽に楽しんでもらえるよう皆様と共に歩いていくお店です。

ここでは、エムゾスタッフの活動報告をアップしていきます!
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