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銀座にある泰明小学校という
学校の校庭で行われるアートイベント

あおぞら DE アート

に足を運んでまいりました。

2008110202.jpg










2008110201.jpg










銀座にあるギャラリーが多数参加しており、
それぞれが選出した作家の作品を展示するというもの。
銀座の街が位置する中央区も支援しているイベント。

30名程度(?)の作家さんが出品しており
日本画やコンテンポラリー、
油彩や版画などなど、
ジャンルも技法も作風も様々で、
なかなか見応えがありました。


そうは言っても、
悔しいかな、人が少ない


はす向かいにあるカフェは
席が空くのを待って並んでるほどの人の多さなのに、
なぜか、みんな泰明小学校を素通りして行く。
目の前だというのに・・・


特に予定の無いある日のデート。
カフェでコーヒー飲みながら、
他愛も無い話で楽しい時間を過ごす二人。
目の前では、アートフェア。

「お、ちょっとブラッと見ていこうか」

と、足が向いてもよさそうなものだが。。。


なぜだろう?

そんなことを一人じーっと考える。
そして、答えは、
そのネーミングにあるような気がします。


「あおぞら DE アート


「あおぞら」という、
開放感を感じさせる言葉のチョイスは、
多くの人がアートの世界に感じているであろう
閉塞感を払拭するために、
効果のある良いチョイスだと思う。


トリッキーなのは、「アート」という言葉。
どんなに「あおぞら」の効果があっても、

アート

とうたってしまうと、
やはり多くの人は距離を感じるのではないだろうか。

的外れな邪推かもしれないけど、
そんな気がしてならない。

だからこそ、エムゾは
「アート」という言葉に親近感を持てるよう、
人々と、アートでの1つである「絵」の
距離を縮めたいのです。


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エムゾの事務所近くに1軒の洋服屋さんがある。

決して広いお店ではなく、
人がすれ違えないほどに狭い店内は、
棚には商品がしきつめられ、壁面も隙間が無いほどに
商品がディスプレイされている。

品揃えは随時入れ替わるが、
スタッフがアメリカを中心に買い付けに行くそうで、
それ程高い頻度というわけでもない。

ところが、ついつい前を通る度にフラッと立ち寄ってしまう。


僕の中で、その理由は明確だ。
それは、ディスプレイが頻繁に変わるからである。

ショウウィンドウのディスプレイはもちろん、
店内の並べ方も、常に変化がある。
実際に数えているわけではないけれど、
毎日とまでは言わないまでも、2日に1回くらい変わっている。
少なくとも、そんな印象を受けるほど、頻繁だ。

そんなお店の前を通る度に、

「どうすればそれぞれのアイテムの魅力
最大限に発揮させてあげることができるのか?」

そして、

「誰かに着たいと思ってもらえるのか?」

そんな風に、商品に語りかけながら、
そして何より、楽しみながら
創意工夫するスタッフの姿を想像してしまう。

つまり、「商品に対するスタッフの愛情」が
目に見えて伝わってくるのだ。

そして、結果として、
入る度に新鮮な楽しい時間を過ごさせてもらえる。

奇をてらったディスプレイも、
派手なコーディネートも、
アイキャッチなうたい文句も無いが、
ついついお店をのぞいてしまうのは、
そういった理由からだ。


エムゾも、そんな風に作品に愛情を注ぎ、
足を運んでくれる人々が、何度来ても、何時来ても
新しい楽しみを見出してもらえるような、
魅力あるお店にしていこう。

先日、外苑にあるワタリウム美術館に足を運んだ。

2008102100440000.jpg










美しい青い風が

というタイトルのコレクション展で、
キース・へリング
アンディ・ウォーホル
ジュリアン・シュナーベル
といった、80's/90'sの
ポップアーティスト達の作品が
ところ狭しと並べられている。

ちなみに、シュナーベルは映画も撮っていて、
彼自身も交流のあった「バスキア」の映画をとった監督。
バスキア、僕の好きなアーティストの一人。


キース、ウォーホルの作品でそつなく楽しむ。
ホワン・ヨンピンという中国人アーティストの
非常に面白いパフォーマンスを収めた映像に目を奪われる。

そして、カールステン・ニコライというアーティストの
ケルネ」というタイトルの立体作品の前で足が止まる。
いわゆる「コンセプチュアル・アート」。


いったい彼はそこに何を詰め込んだのだろう・・・


「りんごの皮を剥いていって、最後に残るのようなもの」
と、彼は注釈している。


何かを感じるまで帰るまいと決め、
床に座り込んでにらめっこすること、1時間。

あーだこーだとかかんに挑むも、
結局彼がそこに見たものを見ることはできず、
時間切れとなりその日は退散。
うれしいことに、1度チケットを買えば
12月まではフリーパスなので、
日をあらためて行くことに。


感力」は、無意識的に常に発揮できる人もいるが、
多くの人は、発揮する心がけを持たないと
気付かぬうちに衰えていき、
衰えていくことにすら、気付かない。

ただし、逆に言えば、発揮するよう心がけていれば
育むことのできるものでもある。

そう信じるからこそ、
ニコライの作品とコミュニケーションを試みた。
何かを感じようと、にらめっこした。


でも同時に、作品を目の前にしたとき、

「何かを感じようとして感じるものではなく、
感じるときには何かを感じるものであって、
何も感じないのなら、ただそれだけのこと。」

というのも、道理だと思う。


いずれにせよ、難しい禅問答は抜きにして、
にらめっこした1時間、僕の心に波は立った。

それが、アートだと思う。

それで、いいんだと思う。

とある本屋さんに足を運び、
お目当ての本を見つけた後、
しばしブラブラと店内を散策。

「美術」のコーナーに行くと、
そこには、

「デッサン上達法」
「水彩入門」

といった、いわゆるハウツー本
ズラッと並んでる。
ひいては、芸大入試対策本まである。

「絵」というものも、
洞窟壁画にはじまる長い歴史の中で
人類が蓄積してきた英知、
すなわち、理論や技術の蓄積がある。
それを左脳で、論理的・体系的に学ぶことが
魅力ある作品を生み出すことの
大切な手段の一つである事に間違いはない。

ただし、創作の主役は右脳であり、
その「理論」を持ち合わせていなくては
魅力ある作品が作れないなどということはない。

創作する側にとっての書籍は
そういう類のものも含めて、
豊富な種類が陳列されている。


しかし、気になったのは、
絵を見る側が手にすることのできる書物について。

いわゆる作品集、美術史、美術論については、
豊富な種類が存在する。

ところが、
「これから絵を楽しんでみたい」という投げかけで
店員さんに案内されたコーナーに並んでいるのは、

モナリザはどこが素晴らしいのか」

ゲルニカは何を表現しているのか」

といった類のもの。

つまり、
国立の美術館などで展示されている
いわゆる大作・名作といわれる作品を見るための、知識

これらの書物は、
すでに特定の作品や作家に
興味を持った人にとっては非常に重宝されるし、
深く理解するための読み物として、
非常に面白い


しかし、はじめて絵に興味を持った人が
絵の楽しみ方」のコーナーに行っても、
この手の本しか並んでないから、

「やっぱり知識が無いと絵を見るのはつまらない…」

「知らないのは恥ずかしいから、
絵についてモノを言うのはやめよう…」

と、やはり絵の世界というものに
を感じてしまうのではなかろうか。


最近はとかく「アートを気軽に楽しもう!」という
謳い文句が様々な媒体で飛び交っていて、
それ自体はすごく嬉しく思う。
多くの雑誌で
アートのある日常」というテーマが
取り上げられている。

しかし、それらは雑誌やTVであり、
いわゆる「書籍」のように、
人々がいつでも手に取れる形態ではない。
あくまで一過性のものに過ぎず、
テーマとしてのブームが去れば、
書店に並んだいずれの雑誌からも
跡形も無く一掃されてしまうだろう。



「理屈じゃなく、好きか、嫌いかが最初の1歩」

自分なりの感性で楽しめば、それでよい」


書籍ではなく、もっとリアルな形あるモノとして、
その本質を人々に伝えて行くことが
エムゾの使命であることを実感した。


本日、発足当初より
ご理解とお力添えを頂戴している、
とあるギャラリーのオーナーさんに
M'zoトライアルのご報告に伺った。


実際に形にすることによって、
我々が得ることのできた期待以上の感触と成果、
また、それを大きな励みとして
今後も活動を進めていく旨、ご報告。


そして、ギャラリー経営というお立場から、
当然、M'zoのビジネスとしての難しさを
熟知されていらっしゃるオーナーさんに、
18点を販売できたという点をはじめ、
諸々ビジネスとしての側面をご報告。



ひとしきりご報告がすんで、
総論として頂戴したのは、


「大健闘」


というお言葉。

もちろん、多少のご祝儀も含まれているとは言え、
ギャラリー運営サイドの方から
「大健闘」という言葉を頂けるのは、
とてつもなく大きな励みであり、本当に嬉しい。



そして、M'zoの活動について色々お話しする中で


「どうしてそこまでするの?」


と、ふと問いかけられる。
シンプルで、最も本質的な質問。


とっさに出たのは、


「得られるものの大きさは何にも代えがたく、
しんどいですけど、楽しいんです!


という答え。

そう、これこそが、すべてに先んじる。



楽しいと思える限り、続けていける。

続けたいと願う限り、努力できる。

努力を惜しまぬ限り、前に進める。

前に進み続ける限り、夢に近づける。



by 大里


トライアルショップ2日目が終了。

この2日間にご来場頂いた顔ぶれは、


 今回ご参加頂いている作家さん

   作家さんのご友人・知人

    隣の画室と間違えて入って来られる方

    月光荘画材店からお立ち寄りくださる方
     (月光荘スタッフさん、エムゾをご紹介下さり
      ありがとうございます!)

       そしてエムゾスタッフの知人



ご来場いただいている方々から
多くの事を勉強させて頂いている。
エムゾの良い点、悪い点、
ご意見やアドバイス。


形にすることではじめて

 「見えてくるモノ」

 「気付かされるモノ」


がある。

その大きさは計り知れず、
まだたったの2日間ではあるが、
その1分1秒、とても大きな収穫を実感している。


この収穫を今後の活動に活かし、
改善すべき点を改めて、
貫くべきところを磨き上げて、
エムゾは前に進んでいく!

そんな興奮に駆られるのを抑えながら、
今夜もそろそろ眠りにつこう。


大里
を引かれながらも、
会場を後にして今帰宅。

沢山の個性ある作品に囲まれた四角い部屋。
心地よくて、できることなら
ずーっとそこに居たくなる。

トライアルショップ初日が、無事に終了。
足を運んでくださった方々の心が
展示された作品達に反応し、
エムゾの志に共鳴してくれる。
これが、何よりの励み。


そして、全ては、作品達があればこそ。
作品を提供くださった作家さん達、
本当に、本当にありがとうございます。
そして、今後ともよろしくお願いします。


物事すべて、
始めるのも、あきらめて止めるのも簡単で、
何より難しいのは、続けること。

そのために必要な「覚悟」は、
とうに出来ている。


いざ、進もう!


大里

先日、某有名日本人アーティストの作品数点を
期せずして通りかかった
とあるギャラリーの展示会にて鑑賞。

その方の作品は、
雑誌などで幾度と無く目にしてきたけれど、
個人的には特別心を奪われたこともなかったので、
「せっかく通りかかったのだから」
という程度の心持ちで中へ。


ところが…!


作品を目の前にするなり、
とてつもないエネルギーに圧倒され、


思わず絶句…


使われている色は、たったの2色。
それも、濃淡や絵具の厚みなどの変化も
まったく無い、純然たる、2色。

にもかかわらず、絵が動いている。
こっち側に迫ってくる。

もちろん、
「有名作家さんの作品」という色眼鏡も、
まったく無いとは、正直、言い切れない。
(私も普通の人間ですので…)

けれどもそれは、
雑誌で目にするときにも言えるわけで…。

にもかかわらずこれほどまでに
目からウロコが落ちたのは、


「原画の持つ力」


これ。これにつきる。


作品や、アーティストによっても違うのだろうが、
原画がこちら側にぶつけてくるエネルギーは、
印刷物が伝えてくれるものを、


はるかに凌ぐ!


ということを、あらためて実感。


「肉筆」
「原画」
「世界に一点」

と、呼び方はどうあれ、

エムゾのこだわり、必ず道行く人々に届くはず!


大里
先日、とあるギャラリーの
オープニングパーティーにお邪魔した。

ギャラリーの中に入りきらないほどの人の多さで、
入口前の路上は人だかり。
沢山の人達がご来場されていた。


M'zoの活動を始めて以来、
僕が絵画業界の右も左もわからない時分から
とてもお世話になっている作家さんも
ご来場されていた。

そして、その方のおかげで、
色々な方とお話をさせて頂くことができた。
いつもながら、本当にありがたい限りだ。

お話をさせて頂くと同時に名刺をお渡しするのだが、
相手の方は決まって


「?」


という顔で僕を見る。


「ギャラリー●●」
「○○画廊」
「アートショップ△△」

とでも書いてあれば、
言葉無しでご理解いただけるのだろうが、
「M'zo」としか書かれていない名刺では、
当然説明が必要となる。今はまだ。



「あぁ、エムゾの方ですか。」

と、説明抜きですぐにお分かり頂けるような、
そんなお店となる日を目指して、
1歩1歩、前に進んでいこう。


大里
9月17日から銀座・月光荘(画室・こんぱる前室)にて開催する

「M'zo トライアルショップ」

mzo_traial_dm_thumnial.gif






の準備が進んでいる。
作品の受取り、額装の準備、DMの配布、備品調達などなど、
スタッフ全員、担当作業に東奔西走の毎日。

忙しくてたまらない。
でも、これが楽しくてたまらない。

これまで、机の上で、頭の中で
積み上げ作り上げてきたものが、
いよいよ形になっていく。

我々の思いにご賛同をいただき、
ありがたくも今回ご出品いただける作家さんの作品が、
1枚1枚、いよいよ我々の手元に届く。
作品達に向き合っていると、全ての苦労が吹き飛んで、
次へのエネルギーが湧いてくる。

本当に、本当に、作家のみなさんには
感謝してもしきれない。


そして、ここからが我々の存在意義。

「この素晴らしい作品達が、どうすれば人々の手に届くのか」

そのためにこれまで考え抜いてきたモノを、形にして、実践する。
そして1歩でも、絵と人々の距離を縮める。

1つ前に進むごとに、喜びに気持ちが高ぶり、
1つ前に進むごとに、膨らむ責任の重さに震える。

「信念」と「覚悟」をもって、前に進み続けよう。


大里


ギャラリー周りの合間、某コーヒーチェーンにて休憩。

多くのコーヒーショップの壁面にも絵画が並ぶ昨今。
これは喜ばしいことだ。

コーヒーをすすりながら、ふと、こんな話を思い出す。
「来廊される方々にお茶をお出しして、腰を下ろしていただく。
そして、絵を眺めながら、語らいながら、ゆっくりと時間を過ごしてもらいたい。」
と、ある画廊の方がいつかおっしゃっていた。

そんな優雅な時間の過ごし方がある事を、
日々時間や仕事に追われている人々に知らせたい。
でも、画廊の敷居をまたぐこと自体が、人々にとっては大冒険。

であるならば、
そもそも人々がお茶を飲んでゆっくりしに来る場所に、
絵を飾ることができれば、自然と人々も「優雅な時間」を経験できる。

そして、やっぱりこだわりたいのは、
多くのコーヒーショップにかけられているカラーコピーや版画ではなく、
肉筆画の持つ魅力。
さらに、額にも個性を持たせられたら、コーヒーショップの壁など気にもとめない人々も、
一枚の絵が持つ魅力に貪欲になるのだろうなぁ。

そんな場所を作っていくことも我々の目標ではあるが、
M'zoの本当の使命は、場所を作ることではなく、
人々の意識がそんな場所を求める世の中を作ること。

by 大里
とある工事現場のフェンス。
大きなキャンバスが真っ白なまま、
街のいたるところにあふれた光景。

ま、絵を描くとなればお金がかかる以上、
ゼネコンさんもやりたくてもできないのでしょう…。
企業イメージはかなり上がると思うけど。

道行く人々が、
真っ白であることに違和感を感じ、
色があることに面白みを感じる世の中が
到来して欲しいものです。

by 大里

ようこそ!
プロフィール
HN:
~ 絵は旅をする ~                  M'zo(エムゾ)
性別:
非公開
自己紹介:

音楽の様に当たり前に耳に届き、 
使い慣れた器の様に生活に溶け込み、
恋愛映画の様に感動を分かち合える。

絵画だって、もっと気軽に楽しめるものであっていいはずです。

「エムゾ」は
有名・無名にかかわらず
良いモノは良いという信念のもと、絵画を広く気軽に楽しんでもらえるよう皆様と共に歩いていくお店です。

ここでは、エムゾスタッフの活動報告をアップしていきます!
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